Re: [WikiJA-l] draft of the letter to the Foundation regarding copyright issues.

modeha @ mail.goo.ne.jp modeha @ mail.goo.ne.jp
2004年 7月 4日 (日) 07:51:05 UTC


Modehaです。

Suisui氏の「反対」の理由がよくわかりませんが、この部分については、
少なくとも、コミュニティ・ポータルで告知を出したあと168時間待ちま
したが「書き換えに反対」という意見はありませんでした。書き換える
内容を少し変えたほうがいいのでは?という意見は出て、それはある程度
考慮の上で、169時間が経過したところでWikipedia:著作権ページを私が
書き換えました。「今から168時間待つ」と書いてから168時間待っています
ので、問題はないと思います。「Jimbo氏に聞いてからにしよう。それまで
168時間タイマーは止めよう」とかいうご意見がいただけたなら、それに
従ったかもしれませんが、もう形成された合意は私も取り消すことができ
ません。

私は、自分自身のGFDLの解釈を変えたつもりはなく、「元からそういう合意
ができていたところでいきなり「/履歴」サブページシステムとかができて
よけいわけわかんなくなっているだけではないか? いったん戻した上
で、暗黙の了解事項を明文化したほうがよいのでは?」 という立場です。

よくよく見ると、今の日本語版Wikipediaにも、明らかに他のWikipedia内
の文書からのコピーアンドペーストを認めるルールがあることが分かり
ます。(Wikipedia:著作権ページ以外のところにあります)

削除された記事の復旧はだめなんじゃないの?とかいうのも、もう既に合意
ができてしまっているので私には変えられません。また、合意形成は取り消
そう、という場合は反対すると思います。私が前から書いているのは、
履歴に名前が残るのは権利であって残す義務はない。少なくとも日本法では
そうです。ある人がGFDL文書を書き換えて新しいGFDL文書を作った。ところ
が、うっかり(あるいは別の理由で)直前に数文字書き換えた人の履歴を残
すのを忘れてしまった。あとから気付いたがもうその文書は出回っていて回
収できない。しょうがないので直前の人に、あんたの履歴付け忘れたけどい
いかい?と聞いて同意さえ得られれば、その後、その履歴が1行欠落した文書
がGFDL文書として出回ることに何の問題もありません。だったら、最初か
ら、不可抗力で履歴の名前とかが消えちゃうことがあるかもしれないことを
あらかじめ承諾しておいてもらおう、というのが趣旨です。というか、元々
そうやって履歴の一部が欠損することは投稿前に予期できるのだから、明示
的に表示してなくても、既に合意は出来ていたのでは?と主張したところ、
できているのかもしれないが、明文化したほうがいい、というご意見だった
ので、そのようにした(明文化を提案した)までです。ただ異議が唱えられ
なかったことからして、他の利用者は、今までもそうなる覚悟(履歴の一部
が欠損し、自分の名前がない状態の文書が出回る可能性がある)をした上で
投稿していたのだろうと考えることはできます。


Suisui氏は、日本語版だけ違う解釈をとるべきではないという解釈のようで
すが、それには私も同意します。というか、日本語版だけが使われもしない
「/履歴」サブページシステムなんてものを著作権ページ内にとって置き続
けているのが異様なのであって、それを解消する目的もあります。

また、Suisui氏の主張に従うのならば、他言語版で削除された記事をカット
アンドペーストで復旧させるのは許していない、というのならば分かります
が、そういうことなんでしょうか?


それと話題の進め方ですが、私がWikipedia:著作権のノートページで提案し
た方法は次のとおりです。

(1)まず、最小限書き換えなければならない場所を書き換える。
(2)次に、(1)に相反する部分を洗い出す。
(3)(2)部分を書き換える。

このような方式を提案したのは、1箇所書き換えるとあちこち書き換えなけれ
ばならない場所が出てくるのは明らかで、それを全部洗い出して、全部につ
いて討議をした上で一括して全部書き換えるのでは時間も手間もかかりす
ぎ、実際的ではないので、まず、誰もが認められるような小さな同意事項を
1つ(か2つ)形成していったん書き換えた上で、この部分に相反する部分を
じっくり見つけていったほうがよいだろう。ということで、これについても
異議が唱えられませんでした。こうすれば、ひとまず、(1)の合意以前にあっ
た問題をひとまず回避することもできます。

私の提案では現在は(2)の、既に形成された合意事項に相反する部分の
洗い出し部分にあたります。私は(1)の合意(履歴が欠損することがある
ことを、全投稿者が承諾する)が得られた時点で、ではそれならば「/履歴」
サブページシステムは不要((1)の合意で、コピーアンドペーストの場合、
最初の記事へリンクを貼ればいいという合意ができたから)だし、内部で
履歴をそう取り扱うのなら、外部に対しても同じように許してもいいので
は、という2つの提案をしました。(ただし、後者の提案についてはちょっ
と状況が変わりました。すぐあとで書きます)


で、そんなのを書いていたところ、Tomos氏から、Wikipediaの記事を外部
で扱うときに履歴を1行にするには、WikiMedia財団が何らかの声明を出せ
ばそれで解決する、らしいという提案をいただきましたので、ではそれを
待ってみましょう。ということで、後者の提案はいったんとりさげました。

しかしその後また状況が変わりました。日本語版のWikipedia:著作権ペー
ジは、元々英語版のWikipedia:Copyrighsページの翻訳で、それに日本語版
利用者たちが討議であちこちを書き加えて作った形になっているのですが、
当然ながら、英語版のほうも日本語版とは別に討議が行われて細部とかが
書き換わっています。昨日最新版をざっと見たところ、「Wikipediaの記事
を外部で加工して再利用する際、本来は履歴をすべて保存すべきだが、
最新版へのリンク(かURI)さえ1行貼ってあれば、まあいいんじゃないの?
でも、WikiMedia財団は履歴が常に完璧に保存され続けるとは保証しないの
で、本当だったら履歴は全部とっておいてほしいんだけど」というふうに
読める文章が書いてありました。もしこの文章が私の読んだとおりの意味
で、Suisui氏のように日本語版だけが異なる解釈をとるべきではないとい
う主張がみなさんに認められれば、外部利用の際は実質的にWikipedia内
の分の履歴表示は1行で済むことになります。

長くなりそうなのでいったんきります。

Modeha



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