Aphaia です。
友人から興味深い統計を教えてもらったので、ML でご紹介しようと思います。
m:Administrators of all Wikipedias では users / admin を数えていますが、
これは inactive な人 をかなり含むため実際の状態をどれだけ反映している
かという問題があります。ただ全体に、大量に人が来なくなったところでは高い
比率が出るようではあります(スペイン語版など folk の経験があるところでは
高くなりがちです)
そこで、Zachte 統計の active (5 edits/month) user と active admin (meta 上述の表)を
比較して上位10言語を調べたというのがご紹介する統計です。なお使用しているのは
Oct 23, 2004 の Zachte 統計です。
月に 5 edits 以上するユーザは全体で 8813 人(のべ)
上位三位は
en 3994
de:1908
ja: 478
となっています。これを active admin で割った数は次のようになります。
ja: (19,9), de:(19,2), fr: (18,7), nl: (14,7), en: (13,4), es: (13,1),
it: (10,8),
pl: (7,5), zh: (5,3), sv: (2,6). (average = 13,2)
inactive もふくめて出した場合と比べるとずっと数が少なくなるのは驚きですが、
ja が比率でトップというのはいささか驚きました。
なおここでいっている active admin というのは編集をしているということなので
管理行為(deletion, blocking, protection)をしているという意味ではありません。
ドイツ語版ではアクティヴで管理者の仕事をしている管理者は
ほぼ active admin と重なりますので 100 人以上が管理者として活動して
いますが、日本語版ではあまり活動がない方もいらっしゃいます*ので、約半分が
inactive と乱暴に見積もると、ja の管理者は一人あたり40人近くを抱え込んでいる
計算になります。
*たとえば9月の削除記録からみると、4人が全体の60^の削除を行っていますし、
ja の削除依頼は他の同規模の言語版からみると、異様なほど処理が
滞っています(特定版のぞく)
さらにこれはあくまでも登録ユーザを比較しているので、匿名ユーザの多い ja では
実際にはさらに多くのユーザを抱えていることになります(ja は匿名ユーザの比率が
30% を超えている数少ない言語版です。なお RC から直接みたデータではこの
比率は 40% に達するようです)
やや問題のあるユーザが出てきたときに ja は強硬な対応が多いなというのは
かねてから気になっていたのですが(相当に問題のあるユーザでも、他では
数回ずつ短期間のブロックを繰り返して改善の度合いをみていく、あるいは
約束をしてもらってそれを破るようならまたブロックを短期間、というようなケースが
ほとんどです。これはたぶんに Jimbo さんの信念も手伝っているだろうとは思いますが)
# 同じユーザでも de で 3週間くらったユーザが en では 8日など
現実に「管理リソースの不足」がこれだけあるのを見ると、現状では余裕のない分
しかたないのかなともおもいました。
ではでは。
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